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2025年のクラブレースがいよいよ始まりました!

今月はシリーズ開幕戦、2月のレースです。まだまだ寒さが残る季節ですが、そんな中でも多くのメンバーのみなさんが集まりました。



昨年の優勝選手からカップが返還され、「今年こそは!」と意気込みを語るメンバーの姿もあり、すでに熱い戦いが始まる予感です!
今年は誰がこの座を奪うのか、早くも楽しみです!



この日の天気は予報通り冷たい北風が4〜5mほど吹いていて、セーラーの手にはちょっとつらい気温でした。でも、波も無くレースにはうってつけのコンディション。
さっそくRSaeroクラスやLaserクラス、そしてダブルハンドチームのみなさんが続々と出艇しました。


最初のクラブレースは、さすがに緊張が走る場面も。
スタート前の位置取りや、タッキングのタイミングなど、オフシーズンにコツコツ練習をしてきた人がすぐに頭ひとつ抜け出すようにも感じました。
冷たい風に負けず、しっかりハイクアウトしている姿は見応えがありますね。



レースショートコースで合計で5レースが成立し、微妙に振れる風をどう捉えるかがポイントでした。


レースの後は、いつも通りクラブハウスで成績発表とミニパーティ。寒い中のレースでしたが、熱いトークと温かいドリンクでみなさん心も身体もホッとしたようでした。

「スタート時の位置取りがだね」「上マーク手前で風が抜けてしまった」など、みんなでワイワイと意見交換。
クラブならではの温かい光景で、見ていてほっこりします。
内容を共有し合うことで、さらに次回のレースに向けてステップアップできますね。


そして、気になる結果は……開幕戦優勝はベテランのTさんでした!
安定したコース取りで大崩れしないレース運びが勝因だったようです。

 

いよいよ始まった2025年シリーズ!これから12月にかけて、どんなドラマが生まれるのかとても楽しみです。
次回のクラブレースは3月。寒さも徐々に和らいでくるころなので、またたくさんの参加をお待ちしています。

今年一年、みなさんで盛り上げていきましょう!

 

そして、今回は特別に校長よりクラブレースワンポイントアドバイス!
次回のレースに役立てましょう!

ワン! ポイント


1. 事前の時間予想
コース全体の時間を推定する。
レース前に「どのくらいでゴールに至るか」を予測しておくと、スタートから上マーク、下マークまでの戦略を組み立てやすくなります。
今回はトップ艇で12分という短いレースでした。


2. スタート前の動き
スタートの5分前のシグナルを受けたら、すぐにクローズホールドで走り、ラインの位置や風向を確認します。
今回は約1分40秒後にはレイラインに到達しました。
風が右寄り=スタボードタックが長い。
風がマークに対して右から吹いている場合、スタボードタックの時間が長くなります。タックの位置取りやタイミングを慎重に見極めましょう。

3.スタートライン
イーブンスタート時のエンド選択。
通常、イーブンスタートの場合はピンエンド(本部船とは逆側)から出て、風下側に触れたタイミングでタックすることが多いです。
ただし、ショートコースで十分なボートスピードが出せず、オーバーラップが切れるほどの風向変化がない場合、タックしやすいクリアなスペースのある
本部船よりからスタートするのも有効な戦略です。


4. シフトが大きいときはスタート後の自由度が鍵
スタート後すぐに混み合う場所でタックがしづらくなると、風の変化に対応しにくくなります。
風が左右にシフトする可能性が高いときは、タックしやすいクリアなスペースを確保することが鍵となります。
岸に近いコースは、風の変化やシフトが一層激しくなることが多いです。
スタート直後だけでなく、上マークに近づくにつれ風向・風速の変化をしっかり把握しましょう。


5.戦略は風だけでなくライバル艇との駆け引きも大切
フリート全体やライバル艇を把握するのは重要ですが、特に同等のスピードを持つ艇との位置関係が勝負を分けることがあります。
相手と同じサイド(コース取り)にいるのか、あえて逆を突くのかなど、状況に応じて選択しましょう。
RS200やLaserなど、参考になる艇の動きを確認しておくと、自分のコース取りやスピードの目安が取りやすくなります。
一度に多くの艇を追うのは難しいため、いくつか目標となる艇を絞りましょう。


6. 実際のレース状況
上マークまで約3分ほど、タックは4回程度。
全体は4レグで約10分ほどの展開。18艇が密集している状況では入り組んだコース取りをするよりも、
確実に風向シフトに対応しつつシンプルに走るほうが効果的なケースも多いです。