| 日付 | 天気 | 風 |
|---|---|---|
| 6月20日 土曜日 | 曇り時々雨 | 1~3m/s 不安定な風 |
| 6月21日 日曜日 | 曇り時々小雨 | 1~ 9 m/s 不安定な風 |
相模湾歴史航路クルーズ 第二章「再起 ― 頼朝上陸の地 安房」を開催いたしました。
第一章では、石橋山の戦いに敗れた源頼朝が真鶴から船で海へ出るまでの足跡をたどりました。
そして今回の第二章では、その続きとなる物語です。
頼朝がたどり着いた安房の国(現在の千葉県保田)を目指し、再起への第一歩を海からたどる航海となりました。

第一章を振り返りながら葉山を出港
葉山を出港すると、まず目に入るのは小坪の旗立山。
前回ご紹介したように、この場所は小坪合戦の際に三浦勢が旗を立てて軍勢を鼓舞したと伝えられる場所です。
歴史を知ったあとに見る景色は、以前とはまったく違って見えます。
「なんと安房の国にも旗立山があるんです」
そんな解説から、第二章の航海が始まりました。

梅雨空の相模湾を一路、安房へ
この日は梅雨らしく風がほとんどありません。
メインセールは揚げたものの、機走を中心に保田を目指します。
午後には鋸山へ登る予定のため、できるだけ早く目的地へ到着できるよう航路を選択しました。
城ヶ島の外側を大きく回るルートを進みます。


海は穏やかで波もほとんどなく、約6ノットの快適なスピードを維持。
昼食を楽しんでいるうちに、保田へ到着しました。

予定より少し早く到着できたため、まずは頼朝上陸の地と伝えられる猟島(りょうじま)を海上から見学しました。
ここにも「旗立山」という名前が残っています。
地元には、頼朝が上陸した際にサザエを踏んで怒り、その一帯のサザエから角がなくなったというユニークな伝説も伝えられています。
史実だけではなく、その土地に息づく言い伝えに触れるのも、この歴史航路クルーズならではの楽しみの一つです。

保田へ入港後はロープウェイで鋸山へ。
展望台から眼下に広がる東京湾を眺めると、つい先ほどまで自分たちが航海してきた海が一望できます。
頼朝もこの景色を見ていたわけではありませんが、この海を渡り、この地へたどり着いたことを思うと、歴史がぐっと身近に感じられます。
海から見た景色と、山から見下ろす景色。
両方を体験することで、航路全体を立体的に理解できる時間となりました。



夕食はバーベキュー。
さらに、保田名物として人気の「ばんや」で購入した唐揚げも加わり、賑やかな夕食となりました。
歴史談義に花を咲かせながら過ごす時間も、このクルーズならではの楽しみです。

翌朝は強風予報。
ハーバーにもかなり強い風が吹いていたため、朝食をいただきながら様子を見ることにしました。
しばらくすると風は徐々に落ち着き、安全を確認して出港。

三崎までの航海では波に揺られながら進み、途中でひと休み。
出発前に用意したサンドイッチと、新鮮なお刺身で昼食を楽しみました。


三崎を過ぎる頃には風も波も次第に穏やかになり、最後は機走でホームポートへ帰港しました。


今回の第二章では、頼朝が再起への第一歩を踏み出した安房の地を訪れました。
第一章の「敗走」から続く物語が、今回の航海によってさらに一つつながり、歴史を海から体感する旅となりました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

「成就 ― 頼朝と三浦一族の願い」をテーマに、浦賀・三崎・佐島を巡ります。
頼朝と三浦一族の物語がどのような結末を迎えるのか。
第三章も、どうぞお楽しみに。
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