9. スキル向上のためのドリル
content by Ben Tan
reviewed by James O'Callaghan
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判断
最前列から1艇身あるいはそれ以上前でうまくスタートするセイラーを見て、どうやったらうまくできるのか不思議に思ってはいないだろうか。スタートラインと上マークのレイラインを正確に判断することができるようになるには、経験と練習が必要である。
以下に述べる水上でのドリル以外に、どのようにスタートラインを判断するか(トランシット=見通し線上の目標物がない時)を習得する簡単な方法をあげておこう。さまざまな距離で離れている2本の木の間にラインを想定して、そのライン上に正確に乗るように試してみよう。自分がライン上に乗ったと考えた時、友人に一方のエンドに立ってもらい、自分が本当にライン上にいるかどうか見て教えてもらう。もし、ライン上にいなければどのくらい前あるいは後なのか教えてもらう。
・時間と距離の判断
マークを打つ。そしてマークから2〜5艇身離れた所から、シートを引き込み始めてからマークに到達するまでにどの位かかるかを予想する(図9-12)。スターボード・タックでマークに向かって加速し、自分の予想が正確かどうか確める。また、代わりに時間を決めておく方法もある。たとえば5秒として、マークから5秒分離れたと考えられる位置にからスタートする。マークに向かって加速して、自分が正しかったかどうかを確める。
このドリルをもっと難しく、そしてレース向きにするには、単一マークではなくスタートラインを使う。コーチにビデオカメラでラインの一方のエンドから撮ってもらう。自分で時間を設定して、スタート同様にスターボード・タックでラインを横切る。そして自分がライン上にのったと思った時に即座に手を上げる。ビデオを再生するとセイラーの何人かは驚くことが多い。ビデオカメラがなければ、自分がラインを越えた時にコーチにホイッスルを吹いてもらえばよい。
図9-12 時間―距離ドリルのスタートでのポジション
・レイラインの判断
マークを打ち、マークの約50m風下からスタートする。レイラインの1つに向かってセイリングし、自分がちょうどレイライン上にのったと思ったらタックをする。上マークをポートサイドにして回航し、自分の判断が正確かどうかを見る。そして再びスタートするために下る。上マークよりもかなり下からスタートすれば難易度を高めることができる。もちろん、マークにアプローチする際に互いの風を乱さなければ、何艇かのボートで一緒にこのドリルを試すこともできる。
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