1 レーザーの準備
文=Steve Cockerrill and Jacqueline Ellis
他の必要なもの
ウインドインジケーター(風見)は、非常に軽い風の中やダウンウインドで役に立つ。マスト・トップ(最近ではほとんど見かけない)、バウ・アイ、マストの前などにつけることができる。マストのグースネックの前にひもで結びつける(図1-14)のが一般的だ。この位置だと、アウトホールを持ち上げておくことができるし、視野の中に捉えやすい。

図1-14 ウインド・インジケーター。他艇のメインシートに引っ掛けられたりしてなくならないように、ヒモでグースネックにつながれている。インジケーターは上下逆にしてもよい
レーザーでは、風のシフトを見つけるためにコンパスが使われる。もちろん、人によってはコンパスなしで、他のボートとのセイリングアングルの違いに注意することで風のシフトを見つけることができる。しかし、スタートや下マーク回航の直後に、ヘッダーの中にいるのかリフトの中にいるのか見分けるのは簡単ではない。そんな状況ではコンパスがあった方が有利だ。コンパスの使用方については8章で述べる
Silvaのレース用コンパスは、103Rはレーザーのために設計されており、最も一般的だ(図1-15)。タクティカル・スケールは、読みやすく、使いやすい。ベースプレートにコンパスをマウントするだけで準備ができる!コンパス・カードは赤道と北半球、南半球用があるので、エリアに合ったものを使う。

図1-15 ベース・プレートにボルト留めされたタクティカル・コンパス
身体能力は脱水状態で悪影響を受ける。適当な大きさ(750ml以上)の、内部が掃除しやすく乾燥させやすい広口のボトルを用意する。ショックコードを使ってハイキングストラップのアイの1つに取り付ける。図1-3の「システム」は最も単純なものだが、ボトルをはずしたりつけたりするのに時間がかかる。ショックコードからビンをはずす面倒を避けるには、より長いショックコードをトラベラー・フェアリードに通しておく方法もある。
レース水面で抗議するためには、赤いプロテスト旗は、最初の合理的機会で表示され、フィニッシュかリタイアのあとまで表示しておかなければならない。ブームのフロントエンドは、抗議旗をつけるのに適した場所で(図1-16)、簡単にアクセスできる、広げた時見つけられやすく、邪魔にもならない。
編注)国際セーリング競技規則2000〜2004(RRS)では、「ハルの長さ6m以下のボートは旗の掲示は必要ない」(61.1)とされ、上項のプロテスト旗は必要なくなった。
「プロテストの通知」は、「スキッパーによるプロテストの合図は、『自セール番号』そして『プロテスト』の
言葉と『相手セール番号』この合図を2回行う」(付則E5.2)

図1-16 ブーム前部にかぶせた手製のプロテスト旗。ほどくには端をひっぱるだけでよい
他のほとんどのクラスに比較して、レーザーに関する以上の準備は単純だ。メンテナンスはさらに簡単なので、最後の瞬間に、擦り切れたロープやゆるいリベットを取り替えるのを忘れたなどという言いわけは通用しない。最後の注意として、出艇前には栓(bung)をするのを忘れないこと!
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